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2023.06.14

DJI Terra:写真測量を活用した3Dマッピングソフトウェア

DJI Terra写真測量を活用した3Dモデリングソフトウェア

 

SKYWALEKRではドローンを活用して地図作成や3Dモデリングなど測量業務も行っており、これによりより正確で効率的な業務遂行が可能となっています。今回は、我々も使用しているDJI社が開発したマッピングソフトウェアDJI Terraについてご紹介します。

DJI Terraとは?


DJI Terraは、ドローンパイロットが撮影したいエリアや対象物に基づいて自動飛行を迅速に計画するのに役立つマッピングソフトウェアです。さらに、高速処理機能によって様々な産業用途に対応する2Dオルソモザイクマップや3Dモデルを鮮明に構築することが可能です。

ミッションプランニング

DJI Terraでは、以下の三つのミッションを用意しています。

エリアミッション

地図上に多角形の飛行エリアを描くことで、特定のエリアを素早く簡単に撮影することができます。DJI Terraは選択されたエリアを基に効率的な飛行経路オプションを自動的に作成します。

ウェイポイントミッション

ウェイポイントや機体の高度、速度、向き、ジンバルピッチ、角度などの調整可能なパラメーターを使用して、エリア内や対象物周辺のカスタム飛行経路を作成します。細心の注意が必要な複雑なミッションでは、3D飛行可視化機能を使用して、既存の3Dモデル上にミッションを設計し、シミュレーションすることも可能です。

オブリーク(斜め撮影)ミッション

同じルートを複数回自動で飛行し、豊富なデータセットを収集します。各飛行でカメラの角度を自動調整することで、対象物やアセットの鮮明な3Dモデル、リアルタイムマッピング、緻密な3Dモデルが得られます。

リアルタイムマッピング

リアルタイムマッピング機能により、パイロットはDJI Terraで素早く2Dオルソモザイクマップをドローンファイルとして生成できます。これは状況認識が重要で、一刻を争うミッションや即座の意思決定が必要とされる現場に最適です。

高速処理によるリアルな描写

DJI Terraの高速処理機能は、車両事故の再現、建設プロジェクトの進捗状況追跡、大規模な重要インフラ、例えば橋梁や道路の点検調査などに活用できます。その結果、あらゆる環境下での詳細な2Dオルソモザイクマップや3Dモデルの再構築が可能となり、リアルで詳細な描写を実現します。

土地測量から農業までの幅広い応用

DJI Terraは、DJI Enterpriseのドローンおよびペイロードと組み合わせることで、土地測量、送電、救急サービス、建設、輸送、農業などの業界向けに包括的なアプリケーションソリューションを提供します。これにより、業務の効率化と精度向上が期待できます。

今回ご紹介したDJI Terraは、写真測量をコアテクノロジーとする3Dモデル再構築ソフトウェアで、さまざまな産業分野での活用が期待されています。このようなテクノロジーにより、ドローンはただ空を飛ぶだけの存在から、データ収集と解析を通じてビジネスや社会に新たな価値を提供するツールへと進化を遂げています。
これからも、DJI Terraなどの最新ドローンテクノロジーを追いかけて参りますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。

出典:DJI

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