2024.02.21
ドローン国家資格実技試験:8の字飛行のコツ
こんにちは。ドローンスクールSKYWALKERのスタッフAです。
ドローン国家資格である無人航空機操縦者技能証明の実技試験の中に、8の字飛行の科目があります。
一等はセンサーあり、二等はセンサーなしでの実施となります。
この8の字をうまく描くにはエルロン飛行とラダー飛行を組み合わせ操縦する必要があります。
【エルロン飛行】
エルロン飛行は、ドローンのロール軸(左右の傾き)を操作して行う飛行方法です。具体的には、ドローンの左右のプロペラの回転速度を変えることで、機体を左右に傾け、その傾斜を利用して左右に移動します。この操作は、ドローンの方向転換や横滑り移動(ストレイフィング)に利用され、特に高速でのフライトや機動性を重視する場面で効果を発揮します。
【ラダー飛行】
ラダー飛行は、ドローンのヨー軸(上下中心軸の回転)を操作して行う飛行方法で、主に機体の向きを変えるために用います。ドローンのプロペラの回転方向を調整して、機体全体を左右に回転させる操作です。この方法は、特に撮影時のカメラアングルの微調整や、狭い場所での正確な方向変更に有効です。
≪飛行のポイント≫
・常に機体の進行軸を頭にイメージしながら飛行させる
・エレベーターは常に一定の速度保つ
・ラダー飛行は進行方向に対して、内側に早めに傾ける
・エルロン飛行は機体が外に膨らむことが予測された際に、右回り中は『右』、左回り中は『左』に当て舵を入れる
8の字飛行は特性上、機首の傾け方が足りず、外へ膨らむことが非常に多いです。
上で記したコツはその膨らんでします現象を最小限に抑え、ケアした飛行を意識するための必要なポイントになります。
8の字飛行のように弧を描きながらドローンを滑らかに操縦するスキルは、趣味で行う空撮やドローンによる点検など、常日頃必要な操縦方法になります。
今回記したポイントなどを意識して、これからドローン国家資格取得を検討されている方の参考になれば幸いです。