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2025.03.15

高度変化を伴うスクエア飛行のコツ(一等無人航空機操縦者技能証明)

こんにちは、SKYWALKERドローンスクールのスタッフAです!

今回はドローン国家資格の実地試験科目である、『高度変化を伴うスクエア飛行』の操縦のコツに関してお話ししていきたいと思います。
一等の操縦試験は求められる操縦技術も高いです。
加えて一等試験は屋外という条件が必須なため、気象の影響を必ず受けます。
試験の定義上、風速5m/s以上の時は実施しないなどの大枠ルールはありますが、瞬間的にそれを上回る風が吹くこともざらにあるため、ある程度環境に対して順応する力も必要です。

 

引用:国土交通省 一等無⼈航空機操縦士実地試験実施細則 回転翼航空機(マルチローター)

 

【試験要項】

・GNSS、ビジョンセンサー等の水平方向の位置安定機能はOFFで飛行

・制限時間は6分

・B~C間、D~E間は高度の変化を伴いながら飛行をする

まとめるとこのような条件で飛行をさせ、飛行経路上を正確に操縦することを意識しつつ、障害物などを想定して高度を上下させながら飛行をする科目です。

 

【飛行のコツ】

1.高度変化を伴う進行

B~C間とD~E間で行う高度変化を伴う進行をしますが、この時のスロットル操作はゆっくり抑えめに行います。

試験では高度はある程度の正確性でしか見ておらず、受講者が『到達しました』と言ってその時の高度が大きく試験規定から逸脱していなければ、減点などをとることはありません。

つまり、ゆっくりスロットルを上げながら進行して、到達したときの高度が3.5m未満だとしても、あまり問題はありません。

この時、到達地点で明らかに高度が低いから急に上げたりすると、不円滑などの減点処置をとられる可能性があることを考慮しましょう。

 

2.C~D間の奥行と遠近感

続いてC~D間の移動に関しても注意が必要です。

センサーOFFだと機体は簡単に流されるため、つねに機体のアームの向きなどを見ながら進行方向を大きく逸脱しないようにしましょう。

多くの受講者が外側へはみ出しがちな科目なため、機体を内側に進める意識があると安定しやすい区間です。

 

3.向い合せの進行

この科目で一番苦戦されるのがD~E間の進行です。

高度を下げなら進行するため、高度に対しての対処は1を参考にしてください。

ここでは機体と向い合せになっているため、スティック操作が逆になっている状態で進行をします。

これに関しては早急な解決策があまりないため、日頃の練習が有無をいう場面となります。

センサー類全てOFFで、機体と向い合せのホバリングを半永久的にできるようになるまで練習あるのみです。

 

【まとめ】

一等の試験科目は、基本的に日々の練習の積み重ねがないとクリアすることはなかなか難しい内容となっています。

とはいえ練習スペースも限られるため、狭いスペースでも練習が可能なホバリングを、機首がどの方向に向いていながでも安定して行えるようになれば、大きく合格に近づけます。

日々の練習を欠かさず行いましょう。

 

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