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2023.08.08

【法律】イベント上空における飛行

夏になりお祭りの季節となりました。

お祭り会場でドローンを飛ばしたいという方も多いのではないでしょうか?

しかし、そのままなんの安全策もなしにドローンをお祭り会場で飛行させることは現在不可能です。

 

イベント会場の定義として、『特定の場所や日時に開始される多数の者の集まる催し』とされています。

「多数の者の集合」に該当するか否かは、集合する者の人数や密度だけでなく、特定の場所や日時に開催されるものかどうか、また、主催者の意図等も勘案して、総合的に判断されます。

例としてスポーツ大会や屋外のコンサートなどがあります。

 

これらの飛行において必要な安全措置として以下が挙げらます。

・プロペラガードや衝突防止センサーの搭載

・飛行機体の10回以上、3時間以上の飛行経験

・飛行経路の特定

・適切な人数の補助者の配置

・安全における注意喚起を行う補助員の配置

・飛行経路と高度に応じた立ち入り禁止区画の設置

・風速5m/s、風速の和が7m/s以上での飛行は行わない

・何か不備があれば即刻飛行を中止すること

などがあります。

さらに立ち入り禁止区画を設けるスペースがない場合は、係留装置などを使用してドローンを飛行させる必要があります。

 

そのため個人での飛行は不可能ですし、安全面での考慮もかなりハードルが高いのが現状のイベント上空飛行です。

申請も各所に行わなければならないため、早めの準備期間を設けて備える必要がありますね。

ただし、苦労も多いぶん、撮影した映像は他では見れない特別な映像となり非常に価値も高いものとなります。

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