2023.09.22
リチウムポリマーバッテリーの特徴
こんにちは。名古屋ドローンスクールSKYWALKERのスタッフSです。
本日はリチウムポリマーバッテリーについてのお話となります。
国家資格の「無人航空機操縦者技能証明」の学科試験にもリチウムポリマーバッテリーの特徴について問われる可能性も高いので、必ず押さえておくようにしましょう。
ドローンに使用されている多くのバッテリーはリチウムポリマーバッテリーが使用されています。
リチウムポリマーバッテリーには、エネルギー密度が高い、電圧が高い、自己放電が少ない、メモリ効果(充電容量が次第に減少する効果)が小さい、電解質が可燃物である等の特徴があります。
リチウムポリマーバッテリーについては非常に高性能ではありますが、非常にデリケートなバッテリーでもあります。
しっかりと管理しないとバッテリー寿命の減少、発火の恐れといった非常に危険な一面もあります。
その為下記内容について注意する必要があります。
・充電器は満充電になると充電を停止するが、過充電となる場合がある。
・過放電や過充電を行うと、急速に劣化が進み、寿命が短くなる。
・過放電や過充電の状態では、通常利用時よりも多くのガスがバッテリー内部に発生し、バッテリーを膨らませる原因となる。
・バッテリーが強い衝撃を受けた場合、発火する可能性がある。
・バッテリーのコネクタの端子が短絡した場合、発火する可能性がある。
・満充電のリチウムポリマーバッテリーを使用し無人航空機を急上昇させた場合、直後にバッテリー残量が減った様に見えることがある。これはバッテリーから大きな電流が流れたことで一時的な電圧低下が生じることが原因である。
・冬季の飛行では飛行時間が半減することがある。気温が低下すると放電能力が極端に低下するためである。
・リチウムポリマーバッテリーは高密度なエネルギーを大容量で出力できるが、バッテリー残量が減り、電圧低下してくると急激に出力が弱くなり、墜落の原因となるので注意する。
ざっと教則の内容から抜粋しました。余談ではありますが、学科試験の対策として覚える場合には、なるべく教則の内容で覚えるようにしましょう。というのも学科試験では教則内容の文言の言い回しで出題されることが多いので、言い回し含めて記憶するようにしましょう。