2024.03.19
ドローン国家資格一等と二等の難易度を解説
こんにちは。ドローンスクールSKYWALKERのスタッフSです。
本日は、ドローンに関する国家資格の取得難易度についてご説明いたします。
国家資格には一等と二等があり、それぞれ試験内容や求められる技術レベルが異なります。
一等国家資格では、基本的にセンサーを使用せずに飛行するため、高度な手動操作技術が必要とされます。一方、二等資格では、ほとんどの科目でセンサーを使用した操作が可能です。ただし、センサーをオフにする科目もあり、正確な飛行操作技術が求められる場面もあるため、二等資格も簡単ではありません。
弊社が調査した範囲内での、登録講習機関における実地試験の合格率をお伝えします。なお、これには学科試験や限定解除は含まれておりません。
【二等】
二等資格の実地試験合格率は約70%です。センサーをオフにした飛行での安定性の欠如や、8の字飛行での滑らかな操作の難しさが主な減点要因です。また、口述試験でも細かな点が見逃されがちで、実践的な練習の有無が合否を左右することが多いようです。
【一等】
一等資格の実地試験合格率は約35%となっています。特にピルエットホバリングの滑らかな実行が難関であり、加えて、屋外での試験が必須であるため、風の影響を大きく受けることが挑戦的です。広範囲を確保した試験会場では風が常に存在することが多く、十分な訓練と準備が必要です。
余談ですが、民間資格の合格率は約90%と高く、状況に応じて国家資格ではなく民間資格の取得を選択する方もいます。
ここで述べた数値は、弊社の調査によるものです。登録講習機関での受講を軽視せず、事前学習をしっかりと行い、準備万端で臨むことが成功への鍵となります。