こんにちは。ドローンスクールSKYWALKERのスタッフSです。

本日は時事ネタになりますが、Amazonのドローン配送に関する記事になります。

米国Amazonは、イタリアと英国で商品をドローン(小型無人機)で配送するサービス「Prime Air(プライム・エア)」を2024年後半に始める、と10月19日発表しました。

使用する機体はPrime Air配送用の次世代ドローン「MK30」というものを利用しています。

Amazonはドローン配送の実現に向けて、約10年にわたり継続的な研究と開発を行ってきました。新たなMK30は、注文から配達までの時間をわずか1時間以内に抑え、5ポンド（約2.3kg）以下の荷物を運ぶことができる、完全電動式のドローンです。この新しいドローンは、2022年後半にカリフォルニア州ロックフォードとテキサス州カレッジステーションでPrime Airとしてサービスを開始する予定です。

2024年に導入予定のMK30は、以前のモデルであるMK27-2よりも軽量かつ小型化されています。航続距離が向上し、温度耐性が向上しており、安全性を重視した機能も備えています。さらに、小雨の中でも飛行可能となっています。

ドローンは、一般的な住宅地域で聞かれる騒音よりも静かで、人々や建造物の高い位置を通過し、荷物を降ろす際にもその静寂性が維持されています。しかし、Amazonはドローンの騒音レベルをさらに低減する取り組みも行っています。同社はカスタム設計のプロペラを開発し、新しいMK30モデルでは騒音を25％低減させています。

また、これに加えて、ドローンは予期せぬ状況に遭遇しても安全な判断を自律的に下すことができます。高度なセンス・アンド・アボイドシステム（sense-and-avoid system）を導入しており、航空機や人といった障害物を確実に回避しながら、より遠くまで飛行できるようにしています。